【要約】「苦しかったときの話をしようか」 就職・転職活動前に読まないと損をします

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こんにちは!そんそんです!

今回は森岡毅著『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』を要約します!

「就活前に読みたかった…。」とかなり思うぐらい、有益な情報が詰まっています。

就職活動だけではなく、転職活動にも活かせる内容だと思います。

ぜひ要約を読んで、本を読んでみていただきたいです。

どんな人に読んでほしいか

  • 「苦しかったときの話をしようか」の要約を知りたい人
  • 就職活動前のあなた
  • 転職活動をしたいと考えているあなた

 

この記事でわかること

  • キャリアを築く上での不正解
  • あなたの強みの見つけ方

基本情報

著名:苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
著書:森岡毅 (著)
定価:¥1,650
目次
はじめに:残酷な世界の”希望”とは何か?
第1章:やりたいことがわからなくて悩む君へ
第2章:学校では教えてくれない世界の秘密
第3章:自分の強みをどう知るか
第4章:自分をマーケティングせよ!
第5章:苦しかったときの話をしようか
第6章:自分の”弱さ”とどう向き合うのか?
おわりに:あなたはもっと高く飛べる!

自分の強みをどう知るか。自分の弱さとどう向き合うのか。USJ復活の立役者が、「自分をマーケティングする方法」を教える。キャリアに悩むすべての人に役立つ本質的ノウハウが満載。

結論

・強みは必ず、あなたの好きなことの中にある
・自分が認識できる世界を広げる

キャリアを築く上での不正解とは

自分にとって決定的に向いていない仕事に就いてしまうこと

キャリアを築く上での不正解は「決定的に向いていない仕事に就いてしまう」ということです。

決定的に向いていない仕事とは…

・自分の特徴が裏目にでてしまう
・自分にとって情熱がどうしても湧いてこない

なぜ不正解を選んでしまうのでしょうか?

もし決定的に向いていないとわかっていたならば、そもそもその業界・会社を受ける選択自体をしないと思いませんか?

つまり典型的な不正解を選ぶ人のパターンは、

「やってみてから自分に向いていないことに気がつく」

ということです。

「こんな会社だとは思わなかった…」を突き詰めると、こんなはずではなかったのは会社ではなく、「自分自身」ということが多いのです。

不正解をつかんだ原因の大半は、「自己分析不足」に起因しています。

「自己分析」をしっかりとすることで、大半の不幸は回避することができます。

年収を決める法則

年収は「スキルの価値」「業界の構造」で決まる

スキルの価値

モノの値段同様に、その人の持っている職能(スキル)に対する需要と供給で年収が決まっています。

スキルの需要が大きく、供給がレアであればあるほど、年収は高くなります。

自分の給料があがらないのは、自分の価値があがっていないことに起因しています。

似たようなことを繰り返し、仕事がはやくなっていたとしても、1年前の自分と比べて新たになにかできるようになっているか考えてみることが大事です。

少なくとも「己のスキルの研磨を怠ってはいけない」のです。

業界の構造

市場構造によって払える人件費はだいたい決まっています。

ケーキ屋もたこ焼き屋もマスコミも同業者はだいたい同じ給与水準となっています。

同業界へ転職をする場合は、年収という観点では同じような給料しかもらえない可能性が高いです。

転職するなら「自分の職能が活きる」かつ「もっと給料が払える他業界へ転職する」というのが一番正しい道です。

同様のことが

  • 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方
  • マンガ このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

でも説明されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

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「どのスキル」を身に着けるかを念頭に、「どの業界」に就職するかを選んだ地点で、将来における年収はほぼ自動的に決まってきます。

仮設でいいので目的をたてる

「どんな状態であればハッピーか」という未来の理想の状態から考える

キャリアの戦略は「目的」があって初めて機能します。

将来の夢、やってみたいこと、などが明確な人はそれを「人生の目的」にしましょう。

 

人生の目的…。そんなのわからない…。

 

仮設でいいので目的をたてよう!
自分が「どんな状態であればハッピーか」を考えてみよう!

 

仮設の立て方

①具体的な「こと」から発想するのではなく、「どんな状態であれば自分はハッピーだろうか?」という未来の理想の状態から発想する。
②その理想を実現するために必要なことは何かを発想していく。

 

例:
満員電車に乗らないでいい状態
自分で稼ぐことができる状態
スキルアップを実感できる状態

 

おぼろげでも早めに目的を設定し、その方向へキャリアの専門性を集積をしてください。

強みは必ず好きなことの中にある

強みは特徴とそれを活かす文脈がセット

自分の強みなんかないよ…

 

それは強みをわかっていないだけだよ!

まずは自分の好きなことを書き出してみましょう。

50-100個ぐらいかけるとgoodです。

 

注意点:動詞を使って好きなことを書き出す

・バッグが好き
・ゲームが好き

・ゲームで人とコミュニケーションをとり進めることが好き
・ゲームで黙々と一人でストーリーを進めることが好き

書き出しが終わったら以下の3つに振り分けてみましょう。

どれにも当てはまらなければ、「その他」としておきましょう。

T(Thinking)

典型的な動詞
・考えることが好き
・勉強することが好き
・知ることが好き
・予想を当てることが好き
典型的な趣味
・戦略系のゲーム
・将棋
・読書
・プログラミング
典型的な傾向
・何らかの課題に対して自分の思考力で問題解決するときの「知的好奇心」と「達成感」を満足させることを好む
・無意識に課題を設定して頭を使って遊んでいる
向いている職種
・ファイナンス
・コンサルタント
・アナリスト
・マーケティング

 

C(Communication)

典型的な動詞
・友達や知り合いが増えることが好き
・話すことが好き
・話を聴くことが好き
・人が集まるところに参加することが好き
典型的な趣味
・人脈づくり
・SNS
・旅行
・パーティー
典型的な傾向
・コミュニケーション能力と社交性が高い
・人との繋がりと、その繋がりを広く太くもてる自分自身に価値をおいている
向いている職種
・プロデューサー
・営業
・広報
・広告代理

 

L(Leadership)

典型的な動詞
・何かを達成することが好き
・仕切ることが好き
・大きな変化を起こすことが好き
・人々を引っ張っていくのが好き
典型的な趣味
・達成感を味わえる取り組み
・トライアスロン
・ジム
典型的な傾向
・ともかく挑戦すること、達成することが好き
・精神的にタフな人が多い
向いている職種
・管理職
・経営者
・プロジェクトマネージャー

 

好きな動詞を書き出して、自分の傾向を知りましょう。

自分が認識できる世界を広く持つ

できるだけ「自分が認識できる世界」を広げておく。
自分の特徴を活かす方法を見つけられる可能性もあがる。

どの業界・職種にしても「苦労」というのは必ずします。

自分にあった苦労を選びやすくするために、できるだけ「本人が認識できる世界」を広げておくことが重要です。

サラリーマンに向いていない人がサラリーマンという働き方しか知らないことはかなり不幸なことです。

サラリーマン以外にも稼ぐ方法はあると知った上で、サラリーマンになるのと、知らずにサラリーマンになるのとでは大きく意味が違ってきます。

世界を知った上で、自分を活かす機会にアンテナをはりましょう。

書評

就活前に読みたかった本だととてつもなく感じた1冊です。

とはいえ、転職を考えている人にも学びがかなりある本です。

自分の得意なことは「ない」と考えている人にはぜひ読んでほしいと思います。

得意を「単語」ではなく「動詞」で考えることで自然とどんな傾向があるのかはわかってくるはずです。

また、認識できる世界を広げるという本書のメインテーマにはぐっときました。

今回要約はしていませんが、キャリアを築く上での戦略も書かれています。

かなり大事な部分ですが、要約で簡単にさらうよりも、実際に読んで確かめてほしいため、まとめませんでした。

キャリアに対して漠然と不安がある方や、就活・転職を控えている方にはぜひ読んでほしい本でした。

まとめ

・強みは必ず、あなたの好きなことの中にある
・自分が認識できる世界を広げる

私自身「本」というものには触れてこない生活を送ってきました。

「本」に触れない生活というのは、自分の認識できる世界を広げる努力をしていなかったとしみじみ感じます。

これからも「本」を通じて「考え方」「知識」と認識できる世界を広げていきたいと思わせてくれる1冊でした。

ぜひ読んでください。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

コメント

  1. […] 【要約】「苦しかったときの話をしようか」 就職・転職活動前に読まないと損をします『苦しかったときの話をしようか』の要約が知りたいという方へ、森岡毅著『苦しかったときの […]

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