知らないと損!ビジネスで使える心理学9選 【要約】使える心理学大全

使える心理学大全のアイキャッチ

こんにちは!そんそんです。

今回は植木理恵著『図解 心理学大全』を要約します!

人の心を推し量ることができる心理学は、現代社会においてコミュニケーションを円滑にするだけでなく、よりよい選択をし、人生を豊かにするためのツールとなっています。

要約を読んで、様々な「駆け引き」に悩ませることを減らしましょう!

むしろ、心理学を活用して、人生を豊かにしていきましょう!

今回はビジネスで使える心理学に絞って説明します!

どんな人に読んでほしいか

  • ビジネスで心理学を活用したいあなた
  • どんな心理学があるか知りたいあなた

この記事でわかること

  • 心理学大全の要約
  • ビジネスで活かせる心理学

基本情報

著名:図解 使える心理学大全
著書:植木理恵
定価:楽天KOBO価格 1,540円
目次
chapter0 ツールとしての心理学[心理学とは]
chapter1 職場で使える心理学[人間関係]
chapter2 職場で使える心理学[スキル・アップ編]
chapter3 職場で使える心理学[会議・交渉編]
chapter4 職場で使える心理学[セールス編]
chapter5 恋愛で使える心理学[出会いとアタック編]
chapter6 恋愛で使える心理学[交際編]
chapter7 恋愛で使える心理学[恋愛トラブル編]
chapter8 元気になるための心理学[悩み解消!]
chapter9 心の闇の心理学[様々な障害]
chapter10 トラブルから守る心理学[自己防衛の知識]

結論

ビジネスで使える心理学を知って、駆け引きを有利に進めよう!

体の変化で嘘はよみとれる

人は嘘をつくとき、表情には意識を集中するが、体までは注意が行き届かない

 

人の本音というのはなかなかわかりずらいものです。

そこで注目すべきなのが体の動きです。

体には言葉以上に本心が表れやすいとされています。

 

つま先

女性とデートをした際に、「楽しかった」といわれつつも、つま先が出口を向いている場合は、「退屈・相手に関心がない」可能性があります。

下記のような状態であれば嘘をついている可能性もあります。

  • 盛んに手を動かしながら饒舌に話す
  • 不安を鎮めるために、髪や体に触れる

髪や体に触れる行為は、「自己親密行動」と呼ばれます。

子供の頃頭などをなでてもらった代償行為で、自己タッチをすることで、不安やストレスと低減させようとしているのです。

目の動きで脳の視覚・聴覚・体感覚のどこにアクセスしているか解析する「アイ・パターン」というものがあります。

目が左上を向く:過去の視覚体験を話す
目が右上を向く:未体験のイメージの想像

過去の体験を尋ねているのに、右上に目がむく場合は嘘を話している可能性もあります。

 

体の動きから嘘をよみとる!

好意の返報性

お世辞でも好意を表明されると、その相手に好意をもってしまうこと

下記が「好意の返報性」の例です。

  • 以前お土産をくれた人に、お土産を買っていきたくなる
  • 誕生日プレゼントをもらうと、お返ししたいという気持ちになる
  • スーパーでの試食をすることで、その返礼として、購入をしてしまう

ビジネスに応用すると以下のことができるでしょう。

  • アポイントメントが取れた際は手土産をもっていく
  • お中元やお歳暮を贈る
  • クライアントの誕生日を覚えて、プレゼントを贈る
普段から相手に好意をもって接することが大事!

認知的不協和の解消

自分の「考え」と「行動」が矛盾した際に感じる不安を解消するために、行動を正当化する現状

言葉だとわかりずらいので、例をだします。

タバコを吸う人
・タバコは体に悪いと知っていながら、吸い続けるという矛盾行為がある
・「タバコを吸いたい」⇔「タバコは体に悪い」という認知的不協和が生じる
  • 「タバコをすわないといらいらして、他人にやつあたりしてしまう」
  • 「タバコをやめると体重が急増すると聞いたことがある」

などの言い訳を考え出します。タバコはやめなくていいものと、正当化をしてしまうのです。

 

恋愛

好きな人に自分の仕事を手伝ってもらう

・自分の仕事がある中、好きでもないのに、相手の仕事を助けている。
・「好きでもないのに人を助けない」⇔「今、人を助けている」

「相手が好きだから、仕事を手伝っている」と認識を正当化してしますのです。

自分の「考え」と「行動」が矛盾した際に、いろんな理由をつけて「正当化」する現状を「認知的不協和の解消」といいます。

ビジネスに活用すると以下のことが可能です。

キャッチコピーに矛盾した表現を入れる
  • 食べるとやせる
  • 偏差値をあげるなら勉強をしない

矛盾を含ませることで、認知的不協和が起きるため、キャッチコピーが注目されやすくなります。

「認知」「行動」を矛盾させて、相手の思考を変える!

イエス・バット法

相手の意見をいったん「そうですね(YES)」と肯定し、「しかし(but)」と自分の意見を伝える話法

心象を悪くしないで断る方法として有名ですね。

資料作成を頼まれたとき(NG例

 

この資料お願いできる?

 

今日は忙しくて手伝えません。

資料作成を頼まれたとき(OK例

 

この資料お願いできる?

 

お手伝いできます。でも、18時までです。

先に相手に肯定的な返事ができるため、心象良く断ることができます。

 

ビジネスに活用すると以下のことが可能です。

先方が値段に不満があるとき

こちらのサービスがおすすめです!

 

このサービスちょっと値段高いよね…。

 

そうですよね。少し高いと感じるかもしれません。

しかし、3年間サポートがついていることを踏まえると、お得ですよ!

 

まずは、相手の意見に同意した上で「しかし」を使うと、納得感ある説得ができます。

まずは肯定をする!その後に意見を付け足す!

先手必勝で交渉を有利に!

交渉では、相手より先に、自分の方から要求を出す

仮に100-120万円で受注したい仕事があったとします。

 

NG例

 

90万円で発注をしたい!

 

(120万まであげにくいじゃないか!)

OK例

 

130万円でいかがでしょうか!

 

100万くらいでどうかな…(90万まで値切りづらい…)

先に提示した数値が基準となるため、主導権を握ることができるのです。

どうしても先手側が譲歩する形になるため、相手に対して貸しを作った形となり、心理的に優位にたちやすいのです。

何事も先手必勝!!

心理的リアクタンスの活用

先着○名のように制限を設ける!

あなたは子供の頃、母親に「勉強しなさい!」といわれて、「いまからやろうと思ったのに!」と口走った経験はないですか?

この説得されたりする場面で心理的抵抗が起きることを「心理的リアクタンス」といいます

「心理的リアクタンス」を逆手にとったのが「限定」という言葉です。

・会員制施設
・先着20名
・限定5名まで
・1日50個限定販売

のように、「限られた人しか…」と言われれば言われるほど、興味が湧いてしまうのです。

制限をして、興味を引くことが大事!

親近効果の活用

人は最後に認識した情報を強く記憶に留める傾向がある

全く同じ品質のストッキング4足を統一感覚に並べて、どれが高級そうか選ばせる実験がありました。

一番高いのは、
右から1番目と応えた人は「40%」
右から2番目と答えた人は「31%」
右から3番目と応えた人は「17%」
右から4番目と答えた人は「12%」
という結果になりました。

スーパーやコンビニで何気なく置かれている商品も、実は売りたいものを一番右側においているかもしれません。

置き場所も重要な販売戦略の1つ!

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック

わざと大きな要求をして、断らせ、その罪悪感で小さな要求を承諾させる

よく聞くテクニックですが、改めて例をみてみましょう。

家庭内において家事を手伝わせたい

(ゲームに夢中…)

疲れた…。ゲームするくらいならご飯作ってよ〜

 

えー、だるいー

 

それじゃあ、洗濯物たたんでもらってもいい?

 

それくらいなら、やるよ〜

「ご飯を作って」という大きな要求は通らなかったものの、「洗濯物をたたんで」という小さな要求は通っています

「1回目の要求を断った罪悪感」と「1回目の要求よりも小さい」ということが相まって要求が通ったのです。

ビジネスに活用すると以下のことが可能です。

部下へ仕事を降るとき

 

(明日までにこの資料作成してほしいな…)
〇〇くん!2時間後までにこの資料作成頼めるかな?

 

急で正直厳しいです。

 

それじゃ明日までにお願いしたいな!

 

明日でよければ引き受けます。

 

ありがと〜(計画通り)

最初から「明日までに資料作成してね」とお願いすると断られる可能性もありました。

ちょっとむちゃなお願いを先にすることで、本当の要求を通したのです。

値引き交渉

この製品、半額で買えないかな?

 

半額は…。厳しいです…。

 

それじゃ、3割引!!

 

3割ならなんとか、がんばります。

ビジネスだけでなく、家電量販店などでの値引き交渉にも活用できますね!

大きな要求のあとに小さな要求!

フット・イン・ザ・ドア・テクニック

最初に「小さな承諾」をさせ、その後に、「大きな承諾」をさせる

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックでは「大きな要求」を断らせ、「小さな要求」を通しました

フット・イン・ザ・ドア・テクニックでは「小さな承諾」をさせ、「大きな承諾」をさせます。

こちらも例をみてみましょう

友達からお金を借りたい

財布忘れちゃった…!申し訳無いけど、1,000円貸してほしい!

 

しょうがないな〜

 

あ、このあとスーパー寄りたいんだった!5,000円でもいいかな?

 

…しょうがないな〜

最初の要求が「5,000円」だと断っていた可能性もあります。

「1,000円」という要求を一度受け入れたことにより、その後の「5,000円」という要求も応えてしまっているのです。

ビジネスに活用すると以下のことが可能です。

道端のセールスにて

5分だけお話きいていただけないでしょうか??

 

まぁー聞くだけならいいよ。

 

こちらのウォーターサーバーが2週間なら無料でご利用いただけるので、使ってみませんか?

 

無料なら使ってみるよ!

 

1ヶ月契約だと、新規キャンペーン対象になるため、

5万円のキャッシュバックがありますよ?

 

それなら1ヶ月で契約するよ

極端な例ではありますが、3回もの承諾をしているのです。

1回目:聞くだけなら
2回目:無料なら使ってみるよ
3回目:1ヶ月で契約するよ

「小さな承諾」をさせ、「大きな承諾」を勝ち取ることができます。

 

「小さな承諾」を重ねて「本当に通したい大きな承諾」まで繋げる!

書評

日常で使うことのできる心理学がまとめられている本でした。

タイトル通り図解が充実しているため、すらすら読むことができます。

人間関係で悩んでいる方や、うまく自分の気持を切り替えたい方などに読んでいただきたいと思いました。

知っているかどうかで、相手の思っていることがわかるのであれば、知っていることに越したことはありません。

少しでも興味をもった方は読んでいただきたいと思います。

まとめ

ビジネスで使える心理学を知って、駆け引きを有利に進めよう!

心理学は掛け合わせで使えるものです。

1つ1つの理解を深めて、掛け合わせて使用し、うまく活用しましょう!

ビジネス関連だとこちらの要約もおすすめです!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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